開発途上国の伝染病情報について 4
インドネシアのセレベス島に地方病的にあったエルトール型といわれるコレラが、1960年代に入って、世界的な流行を起こしました。
現在でも東南アジア、インド亜大陸、アフリカに定着しています。
エルトール型コレラは、以前ガンジス河流域で流行していたアジア型コレラ(あるいは古典型コレラ)よりも軽いものです。
感染しても典型的な症状を示して発病する人は10%程度、あるいはそれ以下です。
典型的な発病例でも、下痢や嘔吐で失われる水分を補給する適切な治療が行われれば、けっして死亡することはありません。
しかし、アジア型コレラは、これより少し重く、発病率は30~40%といわれています。
コレラにはなま水や加熱調理しない、あるいは調理不充分な魚介類を食べて感染することが多いので、予防にはワクチンにたよるよりも、衛生的な食生活を心がけることが大切です。
熱帯地方では、雨季に流行する地方と乾季に流行する地方とがあります。