農業生産の最近の動向
ここではまず日本の農業生産を全体としてみると・・・
食糧農産物の輸入額が、1976→79→80年に、2兆7千億円→2兆9千億円→3兆2千億円と増大している状況のもとで、国内農業総産出額は、1977年から80年までの間10兆円余りの水準で、横這いないし微増という状況で、農業資材価格など生産費が上昇しています。
そのために、農業所得額は、1978→79→80年の間に、5兆4千億→5兆1千億→4兆5千億円というように低下傾向にあります。
山村でも、米の生産調整による減反は農業所得減に大きく影響しています。
例えば山陰型山村といわれる京都府和知町の場合、米の減反政策のために、1969→75→78年の間に、水田面積が400→335→282haと30%も減少しているのです。
もちろん、この困難な状況のなかで、転作作物などの導入に積極的なとりくみが進められていて和知町の場合でも、昭和50年以後全町的に土地改良にとりくみました。
そして、黒大豆の栽培面積は、1975~79年の間に、4haから21haへ約5倍に、栽培農家「戸数は102戸から460戸へ、生産量も4倍近くに増えているのです。
用材の国内生産量は、1960年から65年までは、年平均5千万haであったのが、1975年から80年の時期には年平均3400万haへと減少。
また保有山林から用材として立木を販売した者は、1970年と80年を比較すると、この間に8万6千戸から3万6千戸へと減っているのです。