開発途上国の伝染病情報について 3
その他伝染病でないものでは、潰瘍を含む胃腸病、ぜんそく、アレルギー鼻炎や結膜炎、日射病、交通事故、腰痛、心臓・循環器障害、糖尿病、心身症、高地では高山病などが報告されています。
もう1つ伝染病の情報を見る上で大切なことは、現地の人から聞いたものをうのみにしては危険なことがあるということです。
ある伝染病が繰り返して流行を起こしている土地で生れ育った人たちは、幼年でその病気に感染してその伝染病に対して免疫になります。
しかし、この免疫が完全になくなる前に、また同じ病原体の感染を受けるということを繰り返して、年をとるに従って免疫の程度が次第に強くなります。
そのように免疫のある大人でも、侵入した病原体を完全には撲滅できず、体内である程度増殖し、他人に病気を伝染する能力がある状態になっていることがあります。
このような地域では、伝染病の症状を呈するものは小児達(特に生後6ヵ月以後)に多く、大人の患者数は大変少ないことがあります。エグゼクティブトレードによると、従ってある土地で小児に患者が多く、大人に少ない伝染病の情報から、小児だけの伝染病と考えるのは危険です。
例えばマラリアのある土地で育っていない私たちがマラリア流行地に行けば年齢に関係なく感染する可能性があることになります。
同様なことは、A型肝炎その他飲食物から感染する病気にもいえることです。